オムロン: FINS/TCP

オムロン製のPLCとFINS/TCPを通じて通信します。


CP1Eシリーズの場合

Ethernet オプションボード

  • CP1Eシリーズの N/NA □□ CPU ユニットタイプ でirBoardと接続するにはEthernet オプションボード(形 CP1W-CIF41)が必要です。
    ※) N/NA □□ S CPU ユニットタイプ にはEthernet オプションボードはつきませんので注意してください。

通信設定

  • PLCシステム設定の シリアルオプションボード タブで以下を設定します。
    • ユーザー設定をチェック
    • 通信速度で 115200 を選択
    • パラメータで 7,2,E を選択
    • モードで 上位リンク(デフォルト) を選択
    • 号機No.で 0 を選択
    • 設定したらPLCに転送後PLCの電源を再投入します。

ネットワーク設定

ネットワーク設定はWebブラウザーから行います。
  • Ethernetケーブルを接続しPCと接続できる様に構成します。
  • 購入直後Ethernet オプションボードは 192.168.250.1 になっています。PCのネットワーク設定でこのアドレスと接続できる様に設定します。
  • Webブラウザーで http://192.168.250.1/J00.htm にアクセスします。
    • パスワードの入力を求められますので ETHERNET を入力し登録ボタンを押します。

  • 表示されたページ左側メニューの 1. IPアドレスとプロトコルから 設定 を選択します。
  • IPアドレスに設定したいアドレスを設定します。 FINSノードアドレスにはIPアドレスの末尾(図の場合は1)を設定します。 必要があればサブネットマスクを設定します。
  • 設定後、転送ボタンを押して反映させます。
  • IPアドレスを更新させるためにリスタートボタンを押します。
  • 設定後Webブラウザーでアクセスする場合は http://192.168.250.1/J00.htm のIPアドレスを設定したIPアドレスに置き換えてください。

Ethernet オプションボードの初期化

設定したIPアドレスがわからなくなった場合に初期化をするとIPアドレスを 192.168.250.1 に戻す事ができます。
初期化するには次の手順で初期化します。
  • A525.01 をONにすると初期化を開始します。
  • A525.09 をONにしEthernet オプションボートをリスタートします。
  • リスタートが完了すると A525.09 がOFFになります。


CJ2Mシリーズの場合

PLC内蔵Ethernetの場合

(CJ2M CPU31、IPアドレス 192.168.250.2 の場合)

  • 電源を入れる前にPLCのノード番号を設定します。
    ノード番号はIPアドレスの末尾の番号を指定します。192.168.250.2の場合は最後の2がノード番号になります。設定する際16進数に変換しPLCのノード設定デジスイッチで設定します。
  • 設定後電源を投入します。

  • CX Programmerを立ち上げて、新規プロジェクトを作成します。

  • PLC機種でCJ2Mを選択します。

  • 設定ボタンを押して、表示されたダイアログでCPU31を選択しOKボタンを押しま す。 PLC機種変更ダイアログでもOKを押してダイアログを閉じます。

  • 続いてPLCメニューのオンライン接続を選択し、PLCと接続します。

  • 左のツリービューの一覧から、I/Oデーブル・ユニット設定を開きます。

  • 内蔵ポート/インナーボードのCJ2M-EIP21(JC2M用内蔵EtherNet/IPポート)(ユ ニット:0)を開きます。

  • TCP/IPタブを選択し、IPアドレスに192.168.250.2を、サブネットマスクに 255.255.255.0を入力しOKボタンを押しダイアログを閉じます。
    irBoardで IPを設定 する時にここで指定したIPアドレスを指定します。

  • オプションメニューから転送[パソコン->PLC](T)を選択設定をPLCに転送します。

  • 途中でバージョン不一致のアラートが出た場合は、はいを押して変更して下さい。