プロジェクト設定

プロジェクト設定ではプロジェクトに関する設定を行います。
インスペクター下部の ボタンを押すとプロジェクト設定を表示します。


プロジェクト

  • 名前
    プロジェクトの名前を設定します。


PLC

  • Plc
    PLCの型式を選択します。
    該当する型式がない場合はデバイスの構成が近いPLCを選択してください。選択したPLCで扱うデバイス範囲内で使うことができます。


接続

PLCとの接続の仕方を指定します。
PLC毎の設定については PLC接続 をご覧ください。

  • 通信プロトコル
    PLCと通信する際に使用する通信プロトコルを選択します。
    シミュレートはPLCと接続せずirBoard単体でシミュレート動作させて確認したり、プレゼンテーションに用いたりする時に使います。
  • HOST/IP
    PLCのホスト名かIPアドレスを設定します。
  • ポート番号
    PLCと接続する際のポート番号を設定します。
  • プロトコル
    Ethernetプロトコルを設定します。現在サポートされているのはTCPのみです。

オムロンの場合は次の拡張設定ができます。
  • 自ノード
    • ネットワーク番号
      自ノードのネットワーク番号を設定します。通常は0です。
    • ノード番号
      自ノードのノード番号を設定します。Autoを設定すると通信開始時に自動的に決定されます。
  • 相手先ノード
    • ネットワーク番号
      相手先ノードのネットワーク番号を設定します。
    • ノード番号
      相手先ノードのノード番号を設定します。FromIPを設定するとIPアドレスの末尾番号をノード番号とします。
  • ゲートウェイ
  • ネットワーク番号
    許容ゲートウェイ通過数を設定します。

横河電機の場合は次の設定があります。
  • ネットワーク番号
    ネットワーク番号を指定します。

オムロンの場合

横河電機の場合


相互通信

irBoardとPLC間の制御をするためのデバイスを指定します。
右側のトグルスイッチをオフにするとその項目は相互通信として使用しないことを選択できます。

  • irBoard→PLC
    irBoardからPLCに対する制御を行うデバイスです。
    • ページ番号
      irBoardで現在表示しているページ番号を書き込むPLCデバイスを指定します。
    • ステータス
      irBoardから通信状態を書き込むPLCデバイスを指定します。
      BIT 内容
      0 OFF: 切断中
      ON: 通信中
      1 ヘルシービット
      OFF / ONを繰り返します。
      OFFまたはONのまま変化しない時は通信障害が発生しています。
      2 ヘルシービット
      OFF / ONを繰り返します。
      OFFまたはONのまま変化しない時は通信障害が発生しています。
      弊社iOSアプリioTouch2、irPanelと互換性を保つためにbit1と同じ動作をします。
      3 - 15 将来のために予約されています。
  • irBoard←PLC
    PLCからirBoardに対する制御を行うデバイスです。
    • ページ番号
      PLCからページ切り替えを指示するデバイスを指定します。
    • ステータス
      PLCからirBoardへ制限を指示するデバイスを指定します。
      BIT 内容
      0 OFF: 制限なし
      ON: 書き込み禁止制限
      1 - 15 将来のために予約されています。
  • 権限

    複数デバイスでPLCに対して操作指示すると予想外の動作をする場合があり危険です。
    そのためirBoardでは操作(書き込み)できるデバイスを権限領域をつかつて1台に限定する様にしています。>

    権限で指定されたデバイスを先頭とする10ワード(権限領域)を使います。

    以下は権限取得のルールです。

    • 権限領域のデータが全て0の場合は自分のデータを書き込み権限を取得します。
    • 権限領域のデータが自分のデータと一致する場合は既に権限を取得していいるのでそのま継続します。
    • 権限領域のデータが自分のデータと一致しない場合は他のデバイスが既に権限を取得しているので、操作できず読み込みだけできます。
    • 権限を取得後に切断する場合は権限データを0にクリアーし他のデバイスに権限を開放します。「切断時にクリアーする」で0クリアーしない選択ができます。

    PLC側で必要となる処理

    • PLC起動時に権限データを0に初期化するルーチンを入れてください。
    • 通信障害時はirBoardから権限データを0に戻せない場合がありその対策が必要になる場合があります。
  • 切断時にクリアーする (ver 2.0.3以降)

    オンにすると切断時に権限領域全てを0で書き換え権限を解放し他のデバイスが接続できる様にします。 他のデバイスでの操作を禁止したい場合はオフにし権限を解放しない様にしてください。


画面サイズ

画面サイズを選択します。作画はiPadで行なって実行はiPhoneで行う時はiPhoneの画面サイズで作成するということができます。
指定した画面サイズとiOSデバイスの画面サイズが異なる場合は縦横の比率を保ちながら画面サイズに合わせて拡大または縮小されます。

スケール

画面サイズで指定したサイズとデバイスの画面サイズが異なる際に、画面に合わせるための拡大縮小の仕方を選択します。

  • 比率を保つ
    • 画面の比率を保つ様に拡大縮小されます。
  • 画面に合わせる(デフォルト)
    • 画面のサイズに合わせて拡大縮小され、画面いっぱいに表示されます。

比率を保つ

画面に合わせる


起動ページ

起動ページのページ番号を設定します。
実行すると指定されたページを表示します。


デフォルト

プロジェクト内のデフォルト値を設定します。
ページや部品が追加された際にデフォルト値が設定されます。

  • 更新間隔
    PLCのデバイスを読み込むインターバルを設定します。通信に時間がかかる場合は実際の時間はこれより長くなることがあります。
  • ボタン遅延時間
    ボタンを押してから反応するまでの時間を秒数で設定します。iOSデバイスは触るとすぐ反応してしまうため、不用意に触って誤操作してしまうのを防ぎます。反応を早めたい場合は短くすると早くなりますが、誤操作も増えることに注意してください。
    ボタンで遅延時間を設定した場合はボタンの設定が優先されます。
  • スライダー遅延時間
    スライダーを押してから反応するまでの時間を秒数で設定します。iOSデバイスは触るとすぐ反応してしまうため、不用意に触って誤操作してしまうのを防ぎます。反応を早めたい場合は短くすると早くなりますが、誤操作も増えることに注意してください。
    スライダーで遅延時間を設定した場合はスライダーの設定が優先されます。
  • 向き
    画面レイアウトの向きを指定します。
    ページ設定で向きを指定している場合はページ設定が優先されます。
    • 横向き
      横向きのレイアウトになります。
    • 縦向き
      横向きのレイアウトになります。
    • 両方
      横向き、縦向き両方のレイアウトになります。
    両方に設定した場合はデバイスの向きに合わせて縦と横のレイアウトが切り替わります。
    横向きまたは縦向きにした場合はデバイスの向きが変わっても縮尺を変更してそのままのレイアウトで表示します。
  • ボタンスタイル
    ボタンを追加した時に適用されるスタイルを指定します。
    スタイルは ボタンの項 を参照してください。
  • 背景色
    ページの背景色を指定します。
    全てのページに適用されますが、ページで指定した場合はページの指定が優先されます。
  • 背景画像
    ページの背景画像を指定します。
    全てのページに適用されますが、ページで指定した場合はページの指定が優先されます。
    画像選択の仕方は 画像選択 をご覧ください。


デフォルトフォント

ラベル、ボタン、値、メーターなどで使用するデフォルトのフォントを指定します。

  • テキスト
    テキストに使用するデフォルトのフォントを指定します。

  • 数値表示に使用するデフォルトのフォントを指定します。
フォントの指定の仕方は ラベルの項 を参照してください。